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中古車の販売店において、いわゆる事故車とよばれるものは、かなり安価な価格で取引されていたりします。顧客の立場としては、やはり事故車というのは、故障のおそれが通常の自動車よりも高いと見られますし、あるいは単に縁起が悪いというだけでも敬遠したくなるもので、それが価格にも反映されているものといえます。

ただし、事故車という名称からして、一般には過去に交通事故に遭った履歴がある自動車すべてが該当するものと考えられがちですが、自動車業界ではそのような定義はしていません。事故車という呼び名のかわりとして、専門的には修復歴車という名称があり、これらは自動車の骨格にあたる部分に、なんらかの修理や交換をした履歴のある自動車として定義されています。

フレーム部分に損傷がある場合は危ない

自動車というものは、高速で走行するつごう上、できるだけ軽量につくらなければなりませんが、いっぽうで衝突などに対する車内乗員の安全性も確保しなければなりません。そのため、骨格を頑丈につくっておいて、そこにドアなどの部品がはめこまれているという構造になっています。

逆にいえば、交通事故によるボディのキズやへこみなどといった、軽微な損傷だけであれば、自動車の運行に特別な支障は生じることがないものの、この骨格の部分が深刻なダメージを受けていた場合には、自動車の走行にただちに問題が生じる可能性があるということになります。

修復歴のある車を購入する場合は十分に注意すること

このように、事故車、すなわち修復歴車というのは、フロントフロア、リヤフロア、トランクフロア、フレーム、ピラーなどといった、構造にかかわる部分の修理や交換を経ているものとなっているため、中古車選びの際には慎重にその内容を確認しておく必要があるといえます。

通常の中古車の販売店ではありえないことですが、悪徳業者のなかには、このような重要事項を隠匿して販売するようなものもあり、しかも外観からは一見するだけではわからないということもあるため、気になる場合には現物を徹底してチェックしたほうがよいといえます。